はじめての土間コンクリートづくりに挑戦してみました

こんにちは、ノーリエ公式ブログです。
今回は、個人的にずっとやってみたかった「土間コンクリートづくり」に初挑戦した体験をシェアしたいと思います。

なぜ土間コンクリート?

書類や備品を補完するため、インターネットで大きめのスチール製の物置を敷地内に新設しようと考えたところ、設置には基礎工事を推奨する但し書きがあり、日当たりの悪い軟地盤に設置するには土間コンクリートを施工したほうがベストだろうと…。

「自分でもできたら面白そう」と前々から思っていたのですが、なかなか踏み出せず…今回、ついに挑戦してみました。

事前準備が肝心

初めてなので、まずは準備から。必要なものを揃え、手順を確認しました。

  • 材料:インスタントセメント、水、砕石

  • 道具:コテ、バケツ、トロ舟、水平器、手袋、マスク

  • 準備:土を掘り、木枠で囲み、下地をしっかり固める

特に下地作りは重要で、ここがしっかりしていないと完成後にヒビが入ったり、沈みが出たりするそうです。

砕石を入れて水はけをよくする

下地の砕石転圧
砕石を5cm程度敷いて、コンクリートブロックでしっかり転圧。

砕石を敷かない場合に起こりやすい問題

  1. 地盤沈下やひび割れのリスクが高まる

    • 土のままの上に直接コンクリートを打設すると、雨や湿気で土が柔らかくなり、時間が経つと沈下しやすいです。

    • 結果として、コンクリート表面にひび割れ(クラック)が入りやすくなります。

  2. 水はけが悪くなる

    • 砕石は「水抜き層」としての役割があります。

    • 砕石が無いと、コンクリート下に水が溜まり、凍結や膨張の原因になったり、コンクリートが浮きやすくなります。

  3. 耐久性の低下

    • 下地が土だけだと、締固めても「均一な強度」を確保しにくいです。

    • 結果として、車両や重量物を置いた場合に割れやすくなります。

  4. 雑草のリスク

    • 砕石を敷くと雑草が生えにくくなりますが、土のままだとコンクリートの隙間から雑草が突き抜けてくる可能性があります。

掘削

砕石5cm、コンクリート10センチの厚さを確保するための掘削作業

 

砕石投下&転圧

掘削作業した後に砕石を引き詰めて、路面から10cm確保できるまでひたすらトントン
気温が28度と比較的涼しいハズなのに汗が噴き出してきます。

コンクリートブロック

15cm間隔で10回ほど転圧

 

混ぜて、流して、ならす

実際の作業は、思ったより体力勝負でした。

  1. トロ船にインスタントセメントを40キロ投入

  2. 6リットルの水を少しずつ加えながら均一にする

  3. コンクリートを木枠の中に流し込む

  4. コテで平らにならす

途中で、「あれ、ちょっと柔らかすぎる…」「もう少し均一に混ぜないと…」と気づきながら作業。試行錯誤しつつも、完成が近づく感覚は楽しいものです。

インスタントセメント

セメント・砂・砂利が配合された資材

セメント1に対して砂利が6割含んでいます。

インスタントセメントにはたくさんの石が含まれています

セメントの配合は、セメント1に対して砂3、砂利6の40キロに加え、水を6リットル。
水を含んだセメントは、混ぜるだけでかなりの肉体労働。

インスタントコンクリートは、水だけの配合と甘く見ていたが、しんどいです。

木枠に流し込む

転圧をかけた砕石に混ぜ込んだセメントを流し込みます。
セメントは14袋購入しているので、混ぜ合わせる作業が9回(後半で腰が辛くなり、20キロずつ2回混ぜ合わせる)

木枠

縦83m、横163、深さ10センチの木枠にセメントを入れる

 

混ぜ終わった後

半分投入した後に、ワイヤーメッシューを入れ、残りのコンクリートを投入
転圧とワイヤーメッシュを入れるのを忘れると、コンクリートの割れる可能性が高まるようです。

セメントでパンパン

水平になるようヘラでならす作業

 

 

養生も大事

流し込んだ後はすぐに触れません。1週間ほど乾燥させて養生することで、強度が増します。
この待つ時間も、仕上がりを想像しながら楽しむことができました。

初挑戦の感想

  • 思ったより体力を使う

  • 混ぜる作業はシンプルだけど、均一に仕上げるのが難しい

  • 完成後の達成感は格別!

初心者でもコツさえ押さえれば、自分の手で作る楽しさを十分に味わえます。
次回は、もう少し効率的に作業できるように工夫してみたいです。

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