こんにちは、ノーリエ公式ブログです。
今回は、個人的にずっとやってみたかった「土間コンクリートづくり」に初挑戦した体験をシェアしたいと思います。
なぜ土間コンクリート?
書類や備品を補完するため、インターネットで大きめのスチール製の物置を敷地内に新設しようと考えたところ、設置には基礎工事を推奨する但し書きがあり、日当たりの悪い軟地盤に設置するには土間コンクリートを施工したほうがベストだろうと…。
「自分でもできたら面白そう」と前々から思っていたのですが、なかなか踏み出せず…今回、ついに挑戦してみました。
事前準備が肝心
初めてなので、まずは準備から。必要なものを揃え、手順を確認しました。
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材料:インスタントセメント、水、砕石
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道具:コテ、バケツ、トロ舟、水平器、手袋、マスク
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準備:土を掘り、木枠で囲み、下地をしっかり固める
特に下地作りは重要で、ここがしっかりしていないと完成後にヒビが入ったり、沈みが出たりするそうです。

下地の砕石転圧
砕石を5cm程度敷いて、コンクリートブロックでしっかり転圧。
砕石を敷かない場合に起こりやすい問題
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地盤沈下やひび割れのリスクが高まる
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土のままの上に直接コンクリートを打設すると、雨や湿気で土が柔らかくなり、時間が経つと沈下しやすいです。
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結果として、コンクリート表面にひび割れ(クラック)が入りやすくなります。
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水はけが悪くなる
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砕石は「水抜き層」としての役割があります。
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砕石が無いと、コンクリート下に水が溜まり、凍結や膨張の原因になったり、コンクリートが浮きやすくなります。
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耐久性の低下
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下地が土だけだと、締固めても「均一な強度」を確保しにくいです。
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結果として、車両や重量物を置いた場合に割れやすくなります。
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雑草のリスク
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砕石を敷くと雑草が生えにくくなりますが、土のままだとコンクリートの隙間から雑草が突き抜けてくる可能性があります。
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砕石5cm、コンクリート10センチの厚さを確保するための掘削作業
砕石投下&転圧
掘削作業した後に砕石を引き詰めて、路面から10cm確保できるまでひたすらトントン
気温が28度と比較的涼しいハズなのに汗が噴き出してきます。

15cm間隔で10回ほど転圧
混ぜて、流して、ならす
実際の作業は、思ったより体力勝負でした。
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トロ船にインスタントセメントを40キロ投入
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6リットルの水を少しずつ加えながら均一にする
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コンクリートを木枠の中に流し込む
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コテで平らにならす
途中で、「あれ、ちょっと柔らかすぎる…」「もう少し均一に混ぜないと…」と気づきながら作業。試行錯誤しつつも、完成が近づく感覚は楽しいものです。

セメント・砂・砂利が配合された資材

インスタントセメントにはたくさんの石が含まれています
セメントの配合は、セメント1に対して砂3、砂利6の40キロに加え、水を6リットル。
水を含んだセメントは、混ぜるだけでかなりの肉体労働。
インスタントコンクリートは、水だけの配合と甘く見ていたが、しんどいです。
木枠に流し込む
転圧をかけた砕石に混ぜ込んだセメントを流し込みます。
セメントは14袋購入しているので、混ぜ合わせる作業が9回(後半で腰が辛くなり、20キロずつ2回混ぜ合わせる)

縦83m、横163、深さ10センチの木枠にセメントを入れる
混ぜ終わった後
半分投入した後に、ワイヤーメッシューを入れ、残りのコンクリートを投入
転圧とワイヤーメッシュを入れるのを忘れると、コンクリートの割れる可能性が高まるようです。

水平になるようヘラでならす作業
養生も大事
流し込んだ後はすぐに触れません。1週間ほど乾燥させて養生することで、強度が増します。
この待つ時間も、仕上がりを想像しながら楽しむことができました。
初挑戦の感想
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思ったより体力を使う
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混ぜる作業はシンプルだけど、均一に仕上げるのが難しい
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完成後の達成感は格別!
初心者でもコツさえ押さえれば、自分の手で作る楽しさを十分に味わえます。
次回は、もう少し効率的に作業できるように工夫してみたいです。
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